2015年9月14日月曜日

夏目漱石『二百十日』を精読する.

夏目漱石 『二百十日』

Natsume Sōseki
Nihyaku-tōka(The 210th Day) 


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 1899年8月29日から9月2日にかけ,夏目漱石は熊本での教師時代に友人ので同僚の山川信次郎ととも阿蘇各地をめぐり,9月1日には登頂を試みたが,嵐に遭い断念した.
 題名の二百十日(にひゃくとおか)は,雑節のひとつで,立春を起算日として210日目(立春の209日後の日)で,およそ9月1日ごろである.立春の日付は変化するので二百十日の日付も変化する.面白いことに2月29日の閏日は二百十日の日付の変化を抑える働きがある.
 やはり台風や嵐のの多い日と言われているが,気象の統計では特異日(特定の天気が現れる日)というわけではない.

阿蘇山が噴火したので読んで見る.

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